アンチアンチエイジング

アンチエイジングに効果的♡

栄養士がオススメする食材21

身近で、お手頃で、かつアンチエイジング効果も期待できる――そんな「女子の強い味方」となる食材って?

欧米では、「人は食べたものでできている(You are what you eat)」とよく言うけれど、健康的な食べ物は、長い目で見て大きな効果が得られるもの。本当に若い頃に戻ることはできなくても、お肌の質を上げ、免疫機能を高め、その他諸々の効能が期待できる――そんなアンチエイジング食品をご紹介します。

マッシュルーム

「マッシュルームは、多くの人々が十分に摂れていない、天然のビタミンDを含む貴重な食べ物の1つです」と話すのは、食事療法士でフィットネスコーチのリッシー・ラカトスさんとタミー・ラカトス・シェームスさん姉妹。「ビタミンDが足りないと、カルシウムを十分に吸収できず、骨粗しょう症や骨折、猫背になりやすくなります。これほど"老化"を促すことってないでしょう?」

ゴマ

「ゴマはカルシウムの他、鉄分、マグネシウム、リン、繊維なども豊富です」と話すのは<Kripalu Center for Yoga & Health>の栄養士、アニー・ケイさん。「骨はカルシウムだけでできているわけではありませんから、ミネラル全般を豊富に含む食生活と、適切で適度な運動が、一生健康的な骨で過ごすためのコツです」。

ダークチョコレート

残念ながら、ミルクチョコレートはカウントされないそう。それでもチョコレートを食べてOKなのは嬉しい限り。「ダークチョコレートはお肌に血流を促すフラボノールが豊富なため、キレイになると言われています」と話すのは栄養士のミッツィ・デュランさん。「また、フラボノ-ルは紫外線を吸収するため、日焼けからお肌を守ってくれます」。とはいえ、カロリーが高いので食べすぎには要注意。1日に1~2かけ程度が適量とのこと。

オリーブ

「オリーブはDNAを守るポリフェノールや他の植物性栄養素が大変豊富なので、身も心も若々しくしてくれます」と語るのは、『DNA 再スタート(原題:The DNA Restart)』の著者、シャロン・モアレム医師。ただし、種のないものは種のあるものよりも栄養素が少なくなるという研究報告があるそうなので、ご注意を。

ブルーベリー

「ブルーベリーは他のどのフルーツよりも抗酸化物質が豊富に含まれています」と語るのは、セレブリティ専門栄養士のリサ・デ・ファジオさん。「抗酸化物質は、日焼けによってできる肌に有害なフリーラジカルやストレス、公害などから私たちを守ってくれますし、ビタミンCの作用で日焼けによるシワも防いでくれます」。

マグロ

「マグロに含まれるオメガ3脂肪酸は、炎症を抑える効果を持っています」と話すのは、<Hello Fresh>の専属栄養士、レベッカ・ルイスさん。では、なぜ炎症を鎮めることが重要かというと、「ストレス、睡眠不足、不健康な食生活、食べ物や飲み物、大気から取り込む化学物質は、すべて私たちの体に慢性的で低いレベルの炎症を引き起こします」とのこと。「基本的に、私たちは日々消耗した分の浄化で免疫システムを疲れさせていますから、(通常以上に炎症が増えると)脳の老化に拍車をかけることになってしまうのです」。

パプリカ

カップ半分の生パプリカで、1日に推奨されているビタミンCの量の158%が摂れます。ビタミンCは傷を治癒したり、免疫機能やタンパク質の代謝機能を高めたりします」と語るのは、<Medifast>の提携食事療法士、アレクサンドラ・ミラーさん。「また、ある種のガンや循環器疾患を防ぎ、加齢性の黄斑変性症を防ぐ抗酸化物質も含まれています」。

パイナップル

「パイナップルはプロリダーゼという酵素を活性化するために必要な、マンガンというミネラルが豊富です」と話すのは、登録栄養士のリサ・ハイームさん。「プロリダーゼはお肌のコラーゲンを作るアミノ酸プロリンを含むもので、お肌の張りや弾力性に関わります。そして、コラーゲンは加齢とともに生産量が減るため、食物で補うことで小じわの予防に役立ちます」。

ヨーグルト

「ヨーグルトは細胞を若く保つ作用に優れています」と語るのはラカトス姉妹。「カルシウムの宝庫であるヨーグルトは、寝る前に食べると効果があります。肌細胞が入れ替わるスピードは速いので、(健康的な)睡眠によってお肌が回復する時間を与えてあげましょう」。ただし、ヨーグルトは無糖で、フルーツやハチミツなどを加えるのがポイント。

ホウレンソウ

カップ半分の調理したホウレンソウで、1日に推奨される葉酸の33%が摂取できます。生のホウレンソウなら、カップ1杯で15%です」とミラーさん。「葉酸代謝に及ぼす作用により、ガンの発生を抑制する効果があると言われています。また、葉酸の不足は認識能力の低下や認知症アルツハイマーのリスクとも関連づけられています」。

緑茶

「緑茶にはフラボノイドと呼ばれる抗酸化物質が詰まっているため、病気を予防し、タバコや他の有害な化学物質によるダメージからDNAを守り、老化を防ぎます」とラカトス姉妹。「それに、ストレスの多いライフスタイルほど老化を早めるものはありません。緑茶はテアニンと呼ばれるアミノ酸が豊富で、気分を落ち着かせ、集中力を高め、ストレスを軽減してくれます」。

アーモンド

「(アーモンドに含まれる)抗酸化物質は抗炎症作用を促し、免疫力を高めてくれます」と語るのはミラーさん。「また、抗酸化物質は体内のフリーラジカルが及ぼす悪影響から細胞を守るため、アルツハイマー病のような慢性病のリスクを軽減することにもなります」。

大豆食品

「大豆食品は健康な骨と心臓血管に素晴らしい効果を発揮します」と話すのは、野菜中心の食事療法士ジュリエンナ・ヘヴァーさん。「女性は更年期を迎えるとエストロゲンの分泌量が減少しますが、大豆は植物性エストロゲンエストロゲンに似たもの)を含むため、骨の減少や循環器疾患のリスクを軽減してくれることがわかっています」。

イカ

「スイカリコピンの宝庫で、天然の日焼け止めとして、お肌にダメージを与え、老化を促し、しみを作る紫外線から守ってくれます」とラカトス姉妹。また、「スイカに含まれる水分も、うるおいのある、ふっくらとした肌を作ってくれます」とデ・ファジオさん。

レモン&ライム

「ビタミンCは遺伝子の健康を保つのになくてはならない役割を持っています。ビタミンCを十分摂取することはDNAにとってだけでなく、お肌を明るく若々しく保つのにも重要です」とモアレム医師。「ある研究で、よりビタミンCを摂っている女性の方が、シワが少なく肌質も改善したという結果が得られました」。モアレム医師のオススメは、毎日レモンかライムの果汁を1個か2個分摂取すること。

サーモン

「3オンス(約85グラム)分の調理したサーモンで、抗炎症作用があることで知られるビタミンDの1日の推奨摂取量の112%が摂れます」とミラーさん。「ビタミンDは骨の強化をたすけてくれるため、さらに年を重ねた際に骨粗しょう症になるのを予防することにもなります」。

調理されたトマト

「調理されたトマトは抗酸化物質であるリコピンが豊富で、お肌をダメージから守ってくれます」と話すのはハイームさん。「生トマトにもリコピンは含まれますが、調理することで体が吸収しやすくなるんです」。

人参とサツマイモ

「これらはビタミンAが豊富で、お肌の弾力性と再生に不可欠なコラーゲンのダメージを回復してくれます」

オートミール

「(オートミールは)炭水化物が豊富で、幸せホルモンのセロトニンの分泌を促します」とラカトス姉妹。「幸せを感じることほど、心も体も若くいられる方法はありません」。

豆類

「豆類は植物性のアミノ酸が豊富なスーパーフードで、体が必要とするタンパク質をすべて満たしてくれます」とヘヴァーさん。「女性は年をとるとタンパク質の必要量がわずかに増えます。その点、豆類には病気と闘う繊維やファイトケミカル(植物化学物質)も含まれているので、またとないタンパク源と言えます」。

オレンジ

「ビタミンCの宝庫であるオレンジは免疫力を高めるだけでなく、体の機能を高め、コラーゲンの生成も促します」とラカトス姉妹。「コラーゲンは、肌に弾力をもたらし、柔らかく、若々しく見せてくれるものです」。

どれも、簡単に手に入るものばかり

是非アンチエイジングに挑戦してみては?